「予防医学は、いつになったら名実ともに日本に定着するのか?」

最終更新: 3月9日



 ホリスティックを学ばれている方は、この言葉の意味を知っています。

知っているとは、頭で理解していることと、ハートで理解していることの2つあります。


何となく、時流的に、病気にならないように心掛ける健康への関心ごとや、今の自分の体調を知ることで、未病に対しての予防措置をこうじることについては、其々の認識と関心度が違います。


ここで、頭で理解している人と、ハートで理解している人では、

予防に対するモチベーションの強さが異なることを強調したいと思います。


日本社会は、国民皆保険が定着しています。

一般的に、医療に対する安心度が高く、「病気になったら、保険証をもって病院に行けば、治してくれる」という概念が、多くの人にあるのではないでしょうか?

勿論、がん治療を始めとした病気の種類によっては、高額費用が請求されることもありますが、

他国に比べて、保険によってカバーされることが、多々あります。


その反面、海の向こうアメリカの医療制度では、保険すら高額の民間保険会社に委ねざるを得なく、公的な保険であれば、限定される65歳以上のメディケアが主流です。

国民皆保険には、ほど遠い世界です。


がん治療の保険では、このメディケアが、全体の45%を占めていますので、必然的に65歳以上の罹患者になるということでしょう。

シニア世代を前にした人たちにとっては、「病気になったら、お金がかかるので、誰もが簡単に治療を受けることが出来ない」というのが、アメリカの結論です。


日米両国の状況を見ただけで、何故、アメリカが、今回のコロナウィルスによる死亡数が多くなっているのか、理解できると思います。


低所得者層では、医療費を負担することが出来ない。

ましては、保険に加入することすら無理なことなのです。


その結果として、中産階級から上流階級までの広範囲で、予防医学に関するモチベーションが、極めて高まってきたわけです。


前述のような状況の下、ハッキリ言えば、中産階級以上の日本人に比べて、同階級のアメリカ人の方が、未病に対する予防については、遥かにハートで理解していると言えます。

我が国、日本においても、健康への関心は、年々高まっていますが、欧米に比べると、まだまだ個々の認識が低いことが分かります。


安易に、病院に行くか、どうしてもダメな時まで、病院に行かないか、

どちらも問題があります。

自分の体を無視する意識のことです。


前者は、安易に薬(クスリの反対は、リスク)という、リスクのある処方を拠り所とし、

後者は、予防概念がないので、症状が軽いうちから、自分でできることを怠っています。


ここに、「病気になったら、保険証をもって病院に行けば、治してくれる」という意識があると、

大きな落とし穴になるのではないでしょうか?


それを知っていそうで、知らない。

当たり前のことですが、頭で理解していることと、ハートで理解していることに、

大きな違いを感じざるを得ません。


「すべては、海の向こうのことだから・・・」

自分には、関係ないと思えるのも、つかの間の幻想なのかも知れません。





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