マインドフルネスも、瞑想も、結果を求めれば、「瞑想難民」になる【by 平田ホリスティック教育財団 理事長:平田進一郎】



昨今、「瞑想難民」という言葉を耳にします。

それは、日常的な悩みや、うつ状態などを解消しようと、マインドフルネスや、瞑想を始めたにもかかわらず、かえって症状を悪くさせてしまった人々のことです。


マインドフルネスの気づきとは、いったい何に気づいているのでしょうか?

また、瞑想をしている時の心の内は、いったいどのような状態なのでしょうか?


日常的に悩みを抱えているその最中に、「今に集中しないさい」と言われても、悩み以外のものを見つけることは、なかなかできないのではないでしょうか?


目をつむって、思考を巡らせば、巡らすほど、悩みや、うつ状態が倍増されます。


多くの人は、「呼吸に集中しなさい」とか、「今に集中しなさい」と、言われると、ほとんどが、考えていること、思っていることが浮かび上がり、その「思考」に注意関心を向けます。


もしこの時、自分が悩み、うつ状態であるならば、そのことに集中してしまい、悪しき思考状態を悪化させて、どうしようもない心理状態に陥る可能性があるのです。

これこそ、正に「瞑想難民」の仲間入りです。


瞑想状態に至るための微細な感覚に気づくということは、初心者には極めて難しいと言わざるを得ません。

この時、苦しみをなくすためにマインドフルネスや、瞑想を行い、その結果を求めすぎると、症状を悪化させてしまいます。


なぜなら苦しみとは、感情という情緒性の側面と、自分に不都合と感じる諸問題という理論性の2つが、対(つい)になっているからです。


最も重要な気づきは、情緒の側面は、理論では、解決できないということです。

なぜなら、次元が違います。

分かりやすい表現をすれば、「頭では分かるけど、心が向かない」の一言になります。


瞑想が上手くいかない理由は、感情という情緒性の部分に目を向けていないからです。


専ら「思考」を重んじて、結果を求める傾向になっているのかも知れません。


Don't think, just feel ! 「考えずに、感じとりましょう」